写真の投稿先を用意しても、ゲストへ伝わらなければ写真は集まりません。一方で「たくさん送ってください」と何度もお願いすると、撮影が義務のように感じられることもあります。
私は1,000件以上の結婚式やイベントを撮影してきました。案内で大切なのは、何をするか、写真を何に使うか、参加は任意であることを短く伝えることです。
この記事では、招待状、受付、卓上カード、司会、式後LINEに使える文例をまとめます。[ ]を実際の内容に置き換えてお使いください。
目次
写真共有のお願いに入れる4つの情報
- QRコードやリンクから写真を送れること
- アプリや登録が必要かどうか
- 写真を会場上映、保存、後日共有のどれに使うか
- 撮影と投稿は任意であること
文章は掲載場所に合わせて長さを変えます。小さな席札では手順を短くし、Web招待状や事前連絡では写真の扱いも説明します。「アプリ不要」「登録不要」は、実際に使うサービスがその条件を満たす場合だけ書いてください。
招待状やWeb招待状の文例
短い事前案内
当日は、皆さまが撮影した写真をお送りいただけるQRコードを会場にご用意します。ご参加は自由です。皆さまの視点で残った一日も、後から一緒に見返せたらうれしいです。
会場で写真を映す場合
当日は、スマートフォンから写真を投稿できるページをご用意します。お送りいただいた写真は、披露宴中に会場スクリーンへ表示します。撮影・投稿は任意です。詳しい方法は当日ご案内します。
事前案内で長い操作説明を入れる必要はありません。写真を撮ることや投稿することを約束させる表現は避けます。
受付サインの文例
写真を新郎新婦へ送る場合
今日のお写真をお寄せください
QRコードを読み取り、写真を選んで送信できます。
ご参加は自由です。
リアルタイム投影する場合
皆さまの写真で披露宴を彩ります
QRコードから送った写真は、会場スクリーンに表示されます。
撮影・投稿は自由です。
受付サインは離れた位置から見るため、QRコードと見出しを大きくします。細かな注意事項は各卓カードや投稿ページへ分けます。
席札や卓上カードの文例
最短の文例
本日撮影した写真を、こちらからお送りください。
QRコードを読む → 写真を選ぶ → 送信
アプリ不要を伝える文例
アプリのインストールやゲスト登録は不要です。QRコードを読み取り、スマートフォンの写真を選んでお送りください。ご参加は自由です。
撮影テーマを添える文例
新郎新婦が見られなかった「今日のいい笑顔」を募集中です。QRコードから写真をお送りください。皆さまの一枚を楽しみにしています。
写り込みに配慮する文例
人物を撮影するときは、写る方へ一声おかけください。撮影・投稿を希望されない方へのご配慮をお願いします。
カードでは、QRコードの周囲に余白を残します。卓上花やグラスで隠れない位置に置き、印刷後の実物をスマートフォンで読み取ります。
司会者が読む文例
歓談開始時
皆さまのお席に、本日のお写真をお送りいただくQRコードをご用意しています。スマートフォンで読み取り、撮影した写真をお送りください。投稿は自由です。お送りいただいた写真は[新郎新婦が大切に保存します/会場スクリーンにも表示します]。
フォトコンテストを行う場合
本日のテーマは[新郎新婦が見られなかった笑顔]です。お席のQRコードから写真をお送りください。募集は[19時20分]までです。写真は[新郎新婦]が選び、後ほどご紹介します。ゲスト投票ではありませんので、気軽にご参加ください。
締切10分前
写真の募集は、あと10分で締切です。人物のほか、料理や会場装花の写真もお送りいただけます。操作でお困りの方は[受付横の担当者]へお声がけください。
司会台本には、募集開始と締切の両方を入れます。乾杯前は案内が流れやすいため、歓談が始まってから伝えるのがおすすめです。
式後のLINEやメールの文例
お礼と一緒に送る
昨日は私たちの結婚式にお越しいただき、本当にありがとうございました。皆さまのおかげで忘れられない一日になりました。もし当日のお写真がありましたら、[○月○日]までにこちらのリンクからお送りいただけるとうれしいです。ご無理のない範囲でお願いいたします。
[投稿リンク]
すでに投稿がある場合
たくさんのお写真をありがとうございます。私たちが見られなかった場面も残っていて、二人で楽しく見返しています。まだスマートフォンに写真がある方は、[○月○日]までこちらから追加していただけます。
[投稿リンク]
共有アルバムも案内する場合
当日のお写真を見返せるアルバムをご用意しました。閲覧できるのは[招待した方/リンクを知っている方]です。写真の追加も[○月○日]まで受け付けています。リンクの転送はお控えください。
[共有リンク]
期限を書くと、後回しになりにくくなります。リンクの閲覧範囲や転送可否は、実際の設定に合わせて記載します。
子ども連れや幅広い年代へ配慮する文例
操作が難しい場合は、無理に投稿する必要はありません。ご家族や同じテーブルの方と一緒にお楽しみください。
「年配の方でも簡単」と一括りにせず、操作に困った人が頼れる担当者を決めます。受付担当が忙しい場合は、写真投稿の案内担当を別に置きます。
猫の風船を使う場合の案内文
会場でリアルタイム投影をしたい場合の選択肢に、猫の風船があります。猫の風船は、ゲストがスマホで投稿した写真を会場スクリーンにリアルタイムで映し、フォトコンテストも楽しめるイベント演出サービスです。猫の風船はこちら【ウェディング向けページ】
ゲストには次のように案内できます。
お席のQRコードから、スマートフォンで撮影した写真をお送りください。アプリのインストールやゲスト登録は不要です。投稿写真は会場スクリーンに表示され、新郎新婦がまとめて受け取ります。ゲストのスマートフォンでは他の方の写真を一覧表示できません。撮影・投稿は自由です。
フォトコンテストを行う場合は「受賞写真は新郎新婦が選びます」と加えます。猫の風船にゲスト投票機能はありません。
避けたい案内と直し方
| 避けたい表現 | 理由 | 直し方 |
|---|---|---|
| 全員必ず投稿してください | 義務に感じられる | ご参加は自由です |
| 写真は安全です | 範囲が曖昧 | 誰が見て、いつまで保存するかを書く |
| ここから共有できます | 操作が分からない | QRを読む、写真を選ぶ、送ると書く |
| 投票してください | 機能がない場合に誤解 | 新郎新婦が選ぶなど実際の方式を書く |
| SNSにも使います | 同意範囲が広すぎる | SNS掲載は別途確認する |
案内文は魅力的な言葉より、実際の仕組みと一致していることが大切です。
フォトコンテスト用の文例
招待状で予告する
当日は、皆さまが撮影した写真でフォトコンテストを行います。テーマと投稿方法は会場でご案内します。撮影や参加は自由ですので、披露宴を楽しみながらご参加ください。
卓上カードへ載せる
今日のテーマは[新郎新婦が見られなかった笑顔]です。QRコードから写真をお送りください。締切は[19時20分]。受賞写真は[新郎新婦]が選びます。
結果発表で読む
たくさんの投稿をありがとうございました。[笑顔賞]に選ばれたのはこちらの写真です。[自然な表情と会場の楽しさが伝わること]が選定理由です。撮影・投稿してくださった[お名前]さん、ありがとうございます。
「いいねが多い写真」など、実施しない投票方式を案内しないよう注意します。賞名と選定基準は募集開始前にそろえます。
写真を見られたくない人へ配慮する文例
受付やカードに添える
撮影・投稿は任意です。人物を撮影するときは、写る方へ一声おかけください。写真の取り下げをご希望の場合は[担当者]へお知らせください。
会場上映とSNSを分けて伝える
投稿写真は会場スクリーンで上映し、新郎新婦が保存します。SNSやWebサイトへ掲載する場合は、あらためて確認します。
会場上映を知らせずに「新郎新婦へ送るだけ」と案内しないことが大切です。リアルタイム投影では、投稿後すぐ映る可能性も伝えます。
文例を使う前の確認リスト
- 投稿先URLとQRコードが本番用になっている
- アプリやログインの有無を正しく書いている
- 写真を誰が見るか明記している
- 会場上映の有無を記載している
- 締切の日付または時刻が決まっている
- 参加は任意と伝えている
- 人物撮影への配慮を入れている
- 取り下げの相談先をスタッフが把握している
- 投票方式と実際の機能が一致している
- 式後リンクの閲覧範囲を確認している
文例は印刷物、司会台本、投稿ページで同じ内容になるよう見直します。カードに「式後も見られる」と書き、実際は新郎新婦だけが受け取る設定になっている、といった食い違いを防ぎます。
よくある質問
写真共有はいつお願いするのがよいですか
招待状で予告し、当日は受付または卓上カードと司会案内を組み合わせ、式後にお礼と期限を送ります。一度に長く説明せず、場面ごとに必要な情報だけ伝えます。
「たくさん撮ってください」と書いてもよいですか
親しい雰囲気なら使えますが、参加が任意であることも添えます。撮影を負担に感じる人がいるため、「披露宴を楽しみながら、よろしければ」といった言葉にすると柔らかくなります。
写真共有サービス名まで書く必要がありますか
サービス名より、ゲストが何をするかを先に書きます。QRコードを読む、写真を選ぶ、送るという手順と、アプリや登録が必要かを伝える方が実用的です。
英語案内も必要ですか
海外からのゲストがいる場合は、同じ利用範囲と任意参加の説明を英語でも用意します。機械翻訳だけに頼らず、会場や本人に確認できると安心です。
まとめ 短い文と複数回の案内を組み合わせる
結婚式の写真共有をお願いするときは、投稿方法、写真の使い道、参加が任意であることを伝えます。招待状では予告、受付と卓上カードでは操作、司会は開始と締切、式後はお礼と期限というように役割を分けると、長文になりません。
文例を使う際は、アプリ登録の有無、閲覧範囲、投影方法を実際のサービスに合わせて書き換えてください。

